ⅩⅣ.幸せ

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   桜  君への思いはこんな紙きれなんかに書ききれないし、書いた所でその半分も伝えきれない。  だから一番大切な事だけ書きます。  ごめん。  沢山傷付けてごめん。泣かせてごめん。  愛してます。  永遠の愛なんかじゃ誓いきれないくらい、今でも深く愛してます。  重いかな?  それも含めてごめん。  君にとって僕は、出逢わなければ良かった存在、なんだろうね。  僕もそう思うよ。  僕は君に傷しか与えなかったんだから。  けど、君と出逢えた事は、僕にとって人生最大の奇跡でした。  世界が変わったんです。  "桜"というたった一人の女の子の存在が僕の世界を変えました。  だから思ったんです。  思い出は無くても、君との出逢いを繰り返して行けば、僕はこれからも幸せなんじゃないかって。  だから、新しい日記ノートに、君の事や僕の周囲の事を沢山書いておきました。  
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