中編

2/14
前へ
/41ページ
次へ
「この間は結局途中から別々になっちゃったねー」 「お化け屋敷に入ってなかったらずっと一緒だったかもな」 数日後、教室でそんな話をする。 恋心を自覚してから、隼人君を見ると心が高まるのをいつも感じるようになった。 さりげなく二人で帰ったりもした。 そうしているうち、私の心は、どんどん彼に惹かれていって。 別れると、どうしようもなく寂しくて。 彼の存在は、私にとって、とても大きなものになりつつあった。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加