中編

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「あれ?いつの間に仲直りしたの?」 聞いてきたのは、姫だった。 その側には、柚希も風君も、そして隼人君もいる。 「昨日だよ。ね、美沙ちゃん」 「うん」 「で、結局喧嘩の理由は何だったんだ?」 「内緒。これは、私たちの問題だから」 いたずらっぽく笑う、麻奈。 喧嘩の理由である隼人君がいる以上、話す事は出来ないし、姫たちには関係のない事だから、話すつもりもなかった。 「ま、仲直りしたならいっか」 「じゃ、今度またみんなで何処かに遊びに行こうか」 「いいね、行こうよ」 いつもの私たちに戻った。 やっぱり、いつものように過ごすのが一番いいと思った。
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