中編

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初めて会った、その日から。 私たちは毎日一緒に遊ぶようになった。 その時間が、とても楽しくて。 いつまでも続くと思っていた。 『みーちゃん、笑うと可愛いね』 『そんな事ないよ』 『本当だよ。とっても可愛い』 嬉しかった。 可愛いと言ってもらえて、本当に。 『その笑顔を見てると、守ってあげたくなるよ』 『そうかな?』 『うん。決めた、僕がみーちゃんのその笑顔、守ってあげる。約束する』 『ありがとう・・・』 指切りをする。 きっと、既にこの時、私は隼人君に恋をしていたんだと思う。 幼くて、分からなかったけれど。
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