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祐輔「……静かだな」
麻衣「まだ7:40だから。あ、そこ右ね」
祐輔「まぁ、俺はこの方が好きだけどな」
麻衣「確かにうるさいよりはいいわね」
祐輔「学校にいるのか?うるさいやつが」
麻衣「そういうのってどこにでもいると思うけどね」
祐輔「………」
祐輔はそこで黙ってしまった
麻衣「どうしたの?」
祐輔「いや……なんでもない」
麻衣「そう?ならいいんだけど」
麻衣は不思議そうに首を傾げていた
麻衣「あ、ここだよ」
歩き始めて15分ほどたっていた
祐輔「夕凪高校か。でかいな」
麻衣「まぁ一応有名校らしいよ」
二人は校門の前で立ち止まって話していた
辺りにはあまり人がいなかった
祐輔「ここには何時までに来ればいいんだ?」
麻衣「ん?8:40だよ。他より少し遅いけど、その分遅刻には厳しいかな」
祐輔「そうか」
麻衣「職員室に行くから着いてきて」
祐輔「頼む」
二人は校門をくぐり抜け、職員室へと向かった
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