第一章

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祐輔「……静かだな」 麻衣「まだ7:40だから。あ、そこ右ね」 祐輔「まぁ、俺はこの方が好きだけどな」 麻衣「確かにうるさいよりはいいわね」 祐輔「学校にいるのか?うるさいやつが」 麻衣「そういうのってどこにでもいると思うけどね」 祐輔「………」 祐輔はそこで黙ってしまった 麻衣「どうしたの?」 祐輔「いや……なんでもない」 麻衣「そう?ならいいんだけど」 麻衣は不思議そうに首を傾げていた 麻衣「あ、ここだよ」 歩き始めて15分ほどたっていた 祐輔「夕凪高校か。でかいな」 麻衣「まぁ一応有名校らしいよ」 二人は校門の前で立ち止まって話していた 辺りにはあまり人がいなかった 祐輔「ここには何時までに来ればいいんだ?」 麻衣「ん?8:40だよ。他より少し遅いけど、その分遅刻には厳しいかな」 祐輔「そうか」 麻衣「職員室に行くから着いてきて」 祐輔「頼む」 二人は校門をくぐり抜け、職員室へと向かった
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