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ドンっと紗季は俺の肩を殴って
『…っ…あんたなんか死ねばいいんだよ!』
それだけ言って、屋上のドアから小走りで出て行った。
俺は、追いかけもせず煙草から落ちる灰をただ見つめていた。
てか…女って卑怯だ。
紗季の腹の子が俺の子だとして、どうして俺だけが金を出さなくちゃいけないんだ?
責任は半分半分なんじゃねーの?同意のもとだったわけだしさ…
相変わらず暑い屋上、俺はフェンスの方へ体を向けてグラウンドの方を見た。
その反動でフェンスが又更に、ギシギシと軋んだ。
グラウンドの脇に、たくさんはえている木にとまっているだろう蝉が、煩いくらいミンミン鳴いていた。
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