気持ち

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  その階段に着いた。             ドックンドックン//             大きな鼓動を感じながら俺は階段の脇を見る。   俺(誰もいない…)             すると後ろから声をかけられた。             ?「た,達也先輩!えーっと…その…私、達也先輩のことが好きです!付き合って下さい!!」   俺は一瞬気の迷いがあった。告白してきたその子は麻子と言う、3年の男子の中でも狙っている奴が多いくらい可愛い。性格もとても穏やかで優しいらしい。                俺(何考えてんだ俺は!俺には柚依がいるだろ!この子は確かに可愛い。だけど今は柚依が1番だ!!)   俺は自分に言い聞かせると気の迷いを振り払った。                   俺「ゴメン…俺…彼女いるから…」              遂、ウソを言ってしまった。   麻子「そ、そうですよね!!先輩モテますもんね!!わざわざすいませんでした!!それじゃあ私は!!さようなら…」   彼女は無理して笑ってごまかして泣きながら走って行った。    傷つけてしまった俺は罪悪感に襲われた。   俺(俺は柚依が好きだ!だから仕方ないよな…)   俺は言い聞かせるとその場を後にした。
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