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改めて帰ろうと教室に戻ると謙吾がいた。
謙吾「オゥ/どうした?付き合うのか?」
俺「いや、ふった。」そっけなく返してカバンを背負った。
謙吾「えッッッ!!!ホントか!?なんでだ?可愛くなかったのか!?」
俺「あ~ぁ…可愛かったよ。」
謙吾「じゃあなんでふったんだ?可愛かったなら付き合えばよかっただろ!!」
そして俺の顔を覗き込んできた。
謙吾「好きな人がいるのか?」
少し穏やかに言った。
俺「あぁ、いるよ。」
謙吾「えッ!?」
裏返した声を出し、アホみたいな顔をしている。
俺は黙っていた。
謙吾「な~んだ。好きな人がいたのか。つまんねえの~」
ビックリしたようだったが、さすが幼なじみ。理解は早い…
謙吾「まぁ,頑張れよ!」
俺「うん!!」
俺は初恋を人にうち明けられ、少し心の重りが取れたような気がした…
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