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重りが取れたと言っても柚依への気持ちは変わらない。
俺(なんなんだ?この熱い感覚…恋ってこんなに切ない気持ちになるのか?)
謙吾と帰りながらただひたすた考えた。
謙吾「じゃあな!!」
俺「………」
謙吾「おい!聞いてるのか?」
俺「…えッ?あぁ//じゃあな!」
謙吾「オゥ!あんまり好きな人のこと考え過ぎんなよ~」
謙吾はニヤニヤしながら帰って行った。
それから1人の俺は自転車を黙々とこぎ続けた。
ガチャッ//
俺は家の扉を開けると「ただいま~」
そう大きな声で言った。
実紗「おかえりー」
リビングから妹の実紗の声がする。
実は、実紗と柚依は親友同士なのだ。
俺はそのことを、つい最近知った。
しかし妹に恋の相談をできるほど、達也のプライドは低くない。
結局、プライドを捨てられないのであった…
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