始まりの鐘は学校のチャイム

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「‥‥というわけで、二年生からの編入という形になるぞい?」 「ああ、構わへんよ」 「‥‥‥‥。」 「では検査に移ろうかの。‥‥入りなさい」 失礼します、と入ってきたのは金髪碧眼、赤いスーツに身を包み、四角い眼鏡をかけ、出るとこは出、引っ込むところは引っ込んでいる女性。見た目は20代後半といった感じで、柔らかい表情をしている。 「ライカ先生。後の方は頼みましたぞ」 「はい。お任せください。」 ライカと呼ばれたその女性は、2人の方に向き直る 「ライカ・サフィンです。よろしくね。」 「天野烈神や。よろしゅう。んで、こっちんが‥‥えーと‥‥」 「‥‥ルークス・チェイサー‥‥」 「だそうや。あんま喋らへんけど、よろしゅうしたってや」 「え?あ、はい。よろしくね‥‥。では、検査をするので付いてきてね?」 学園長室を出て、しばらく歩いて他とは違う感じの建物に入る。
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