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「サチ?サチ・・・?」
アタシを呼ぶ声に現実に
戻った。
「サチはバスケ決まりだ
ねo(^-^)o」
さすがミズキには分か
ったみたい。
「う・・・うん。」
あのコトバの余韻の中
渡り廊下を歩いてクラス
に戻るトキだった。
「桜のハナビラ付いてる
よ。 でも似合うか
ら コノママにしとこう
か? !(b^ー°)」
あのバスケのキャプテンだ
った (恥)
「キミだけ ちゃんと
聞いててくれたね。
アリガトウな。」
そう言ってアタシの髪に
付いてたハナビラを優し
く取って
「はいっ 御褒美」
って アタシの手を優し
く掴んで ソット掌に
乗せてくれた・・・
「あっ アリガトウござ
います。」
「キミは中学んトキ
何部だったの?」
「ア・・・アタシは
小学んトキからずっと
バスケ部でした。」
「そっか~、キミさえ
嫌じゃなかったら
見学においで」
優しい笑顔
優しい声・・・
アタシはハナビラをそっと
包んだまま
春の木漏れ日の中
不思議な出会いの
始まりだったんだよ
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