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男ものの白いTシャツを身に纏ったレナがソファーにちょこんと座っている。
そのTシャツは、レイのもので白いワンピースしか持っていないと言うものだからレイは仕方なく予備を貸した。
「レイちゃんありがとう~!」
「ぶかぶかだけどな。」
レナをちらっと見てレイは言った。
裾が長くてワンピース状態になってしまっている。
「いーの、いーの!ぶかぶかじゃないと下着が見えちゃうし。」
「それもそうだな。」
「もしかして見たかったの~?ロリコン?」
「俺は断じてロリコンじゃねぇ!!!!」
顔を真っ赤にして怒っているレイを楽しそうに笑いながらからかうレナ。
無邪気にキャッキャッと騒ぐレナを見て、まだまだ子供だなぁと小さく呟く。
「このTシャツ、真っ白だねぇ。」
「そりゃちゃんと洗ってるからな。」
「私の白いワンピースは汚いのに。」
洗濯した白いワンピースは外に干され風に揺られている。
「そうか?そんな変わらないし、レナのワンピース綺麗じゃん。」
ホラと言いながら干されているワンピースを指差す。それに対し、レナは首を横に振る。
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