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「お前…そういう趣味だったのか…。」
怪訝な目で少年に見られ、レイはムッとした。
「だからなんだよ…?」
「ロリコンだったんだな。」
「俺はロリコンじゃねぇ!!!!」
「うるさいなぁ…。」
「「!?」」
レイと少年はギョッとした目で寝室の扉から現れた少女を凝視した。
「レナ…。」
「お前の仲間ってこの女か?」
「この女って失礼ね~?貴方はなんなのよ~。」
「レナ…これはだな…「なんで男の子を部屋に連れ込んでるの?レイちゃんってあっちの人?」
「違う!断じて違う!変な誤解するな!」
「うわ…お前ロリコンの上にホモかよ。」
「お前も便乗するなー!!!」
レイは必死で否定をしているが少年少女の冷たい視線が無情に降り注ぐ。
ふと少年が隣でレイを茶化しているレナを見遣る。
「なぁに?」
少年の視線に気付いたレナが首を傾げながら問う。
「なんで気味悪いお面つけてんの?」
「残念ながら貴方には関係ないわ。」
「顔くらい見せろよ!」
レナの素っ気ない態度がカンに障ったのだろうか少年はレナの仮面を外そうとした。
「キャッ!」
カシャン
少年の手が仮面に僅かに当たり仮面が床に落ちた。
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