第二章

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冬休みの冬季講習の最中、麻耶がBクラスに上がってきた。 明らかに蛍より頭はいいはずなので、蛍は麻耶がCに上がれるということは分かっているようなものだった。 蛍は、皆に追い付けるように…というレベルだったので、このままBクラスで頑張ろう、と意気込んでいた。 クラス分けのプリントが配られ、そこの文字を見ると、そこには、 「筒賀 蛍 新五年 受験C」 と書かれていた。 未来があると、必ず伸びると言われた気がした。
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