キョゼツ

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世界が僕を拒絶してる…そう、思っていたんだ。   でも、ね。世界は僕を、拒絶なんてしていなかった。    ジャア、キョゼツ シテイタノハ…?     ―――気付いたのは…世界の拒絶じゃなく、僕の拒絶…。     世界が僕を拒絶してたんじゃなくて…“僕が”世界を拒絶シテタンダ……。   いつだって、“世界が拒絶してる”だなんて云って、そう云って、僕が世界を拒絶する…。     嗚呼、でも…ねぇ、気付いたのは、何故?気付かなければ、幸せだったのに…。    ―――ホントウニ…?ホントウニ、“シアワセ”ダッタノ?   ……違う、いつも…後悔ばかり…。…嗚呼、僕は…“後悔”してたんだ。
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