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とかなんとか言いながら、私の切り替えは早かった。
だって、吉沢って普通に顔がいいし、体型もいいし、目付き悪いっていっても喋るわけじゃないからちょっと悪いキャラクターやらせとけば適役っていうか、座らせておくだけで客寄せじゃない!
と、いうわけで…敵キャラながら正義感がつよい人気の剣士の格好をさせてみた。
頭の色も丁度銀髪だし。
当日、軍服に違い服装を軽く着崩して胸元からチラッと筋肉とか見えてる吉沢を見て、ハッキリ言って鼻血ふきそうです。
いく前に試しにうちで着せて見たけどなんて似合う!!
「おい…こんな格好で行くのか…って何だよ…」
不機嫌そうにこっちを見る姿なんてゲームのムービーとそっくり。
「抱きついてもいいっすかぁぁ」
「は?」
ちょっと鼻息が荒かったのか吉沢が若干引いた。
「駄目なら『お前の為なら死ねる』って言ってみてぇぇぇ」
「はぁ??」
ちなみにこのセリフは、ジーク(吉沢がしてる格好)が自分の主人(またこの人も敵ながらいいやつで)に忠誠を違った時の言葉なのよ!
ニヤける顔を隠すように口元を覆って吉沢の体をツンツンつついているとベシッと頭を叩かれた。
「香緒ちゃん、よしちゃん、おはよう~」
「おはようのりちゃん」
会場で直接待ち合わせをしたのりちゃんと合流。先に来てたのりちゃんは既に着替えてい。 のりちゃんは私と色ちがいのメイドさん服で青。
あぁメガネメイド萌え…
「香緒ちゃん達も着替えておいでよ、私先に準備してるから」
「うん、行こう先輩」
吉沢は会場内が珍しいのかずっとキョロキョロしている。
今まで無縁のところだったから珍しいのかしら…
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