第5章イ-47潜の危機

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各機関 水漏れや浸水をしたが、潜水艦自体の機能は失われていなかった。 《横田二飛曹》……古川上曹が目尻を吊り上げ歯を噛み締めて居る! 聴音士がレシーバーを放り出し口頭での報告! 終に…最期か?「やられる!」 死ぬと言う恐怖が… もとより捨てた命…こんな所で爆雷で死ぬのは嫌だ! あの命掛けの訓練に耐えて来たのは何の為だ!嫌だ!死ぬのは嫌だ!一撃また一撃と難を逃れ ホッと為た時だった 【聴音士】 「右19度! 感度上がった!感4…」 【折田】 「機関停止!」 艦内「……………………………………………」 一時間 二時間 時が過ぎ…シュルシュルシュルとスクリュー音が聴こえた! 【聴音士】 「敵艦 感2 3…」 【大堀】 「艦長! 敵さんどうしたんでしょうね?」 【折田】 「副長今のうちに 被害状況を確認せよ!」 《横田二飛曹》……暑い!ファンが回せない!暑い!湿度も凄まじい!暑い!三時間がたった頃 肩で息をし真っ黒になったタオルで顔を拭いていた時だった! 【折田】 「深度40m 総員配置ついたまま休め!」 13:00過ぎに艦内放送が… 【折田】 「敵艦 音源消滅 感0」 回避行動4時間 爆雷初弾から12時間たって、戦闘解除に… 艦内全員皆肩を撫で下ろしていた。 【機関長】「艦長助かりましたね!」 【折田】 「普段の訓練の成果が表れただけだ!まだ 気を抜くな!」 【機関長】 「はっ!」 《横田二飛曹》…助かった! 嬉!」 【折田】 「浮上し 被害状況を確認せよ!」 【潜航長】 「よ~そろ~」 浮上し被害状況を確認したら、予想以上にひどかった! 漏油対策を話し会っている時だった! 【見張員】 「艦長!!敵っ機来襲!」 【大堀】 「総員入艦急げ!」 【折田】 「ハッチ閉め~! 急速潜航深度80急げ!」 【ツネキチ一水】 「給機弁 閉め~よし! 排機弁閉め~よし~!」 「注水 排水 よし!」 「潜航!」 【折田】 「36秒… は はやい!」 潜航深度20mぐらい艦上で大爆発 ドガ~ン ドガ~ンと二発! 爆弾の破片が艦橋を直撃 潜望鏡が使用不能に… だが紙一重で助かった。 【折田】 「ツネキチ一水! 助かったのは貴様のおかげだ! 褒美として呉に帰港したら、2日の休暇をやろう!どうだ?」 【ツネキチ一水】 「ありがとうございます!」 こうして、ツネキチ一水は飴玉を貰った。 (上巻参照) 📷はツネキチ一水image=117532488.jpg
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