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第7章イ-47潜洋上攻撃
【昭和20年5月1日未明】
【レーダー室】
「敵艦補足 右30度 距離15000 」
【大堀】
「艦長を起こせ!」
【大堀】
「敵艦は 何か?」
【レーダー室】
「速力からすると、輸送船団と 思われます!」
【大堀】
「機関長! 敵を追尾する 機関最大船速」
【機関長】
「よ~そろ~」
【折田】
「副長どうだ?」
【大堀】
「今! 追尾中です!」
【折田】
「よし! いい判断だ! 副長も段々艦長が 板に着いて来たな!」
【大堀】
「 照 」
【折田】
「魚雷室! 聞こえるか? 」
【水雷長】
「はい! 何でありますか?」
【折田】
「魚雷 8線 装点! 良いか?」
【水雷長】
「了解しました! 8線 装点為ます!」
【折田】
「レーダー室 敵艦はどれぐらいだ!」
【レーダー室】
「距離 約5000m です」
【折田】
「魚雷室 水雷戦準備!」
【柿崎】
「か 艦長! 回天も使って下さい!」
【折田】
「馬鹿もの! ばしっ! 貴様!士官なのに解らんのか~! こんな暗闇で何が見えるんだ
【柿崎】「しかし… 解りました!その時が来たら!よろしくお願いします!」
【折田】
「…… 解れば! 奥へ行くんだ、いいな」
【柿崎】
「申し分けありません 失礼します」
【折田】
「レーダー室! ヤッコさん達はどれぐらいだ?」
【レーダー室】
「距離約4200mです!」
【折田】
「深度20 距離4000 で 射撃開始」
【折田】
「魚雷室! 発射4線 深度3 」
【水雷長】
「準備ヨシ!」
【レーダー室】
「距離4000に なりました!」
【折田】
「1番 2番 よ~~ぃ! て―!」
【水雷室】
「発射~!」
【折田】
「更に 3番 よ~~ぃ て―!」
【水雷室】
「発射~!」
【折田】
「調整5 4番 よ~~ぃ て―!」
【水雷室】
「発射~!」
《 折田艦長がストップウォッチを持って時間計測をする。 命中迄約3分だ! 3分経過した》
【イ-47潜出撃を見送りに 軍刀や桜を振り応える、回天塔乗員達】
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