第7章イ-47潜洋上攻撃

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《イ-47潜は5月5日沖縄グアム間の米軍補給線に進出出来た。》 《横田二飛曹》…残ったのは、前田中尉と予科練同期の新海二飛曹の二人だ!敵はなかなか現れないな~ 【翌6日 早朝】 【レーダー室】 「艦長! 敵艦補足しました!」 【折田】 「相手は 何だ?」 【レーダー室】 「巡洋艦だと思います!」 【前田】 「巡洋艦だと! 艦長自分にやらして下さい!」 【折田】 「ま 待て!前田中尉! 横田 新海は?」 【横田】 「自分も 前田中尉に御供為ます!」 【新海】 「自分も同感です!」 【折田】 「解った……先ずは前田中尉だ!次は横田 新海だいいな!」 【前田 横田 新海】 「はい 解りました!」三人は回天に乗り込んだ。 【前田】 「準備ヨシ 艦長 色々生意気言って申し訳なく思います、ありがとうございました、では行きます」 【横田】「???????」 【新海】「???????」 【折田】 「電話が故障したか?応答が取れない」 【折田】 「回天3 6号艇が連絡不可の為 水雷戦用意」 【折田】 「潜望鏡深度 水中全速 魚雷室4線用意」 【水雷長】「発射数 4線 準備ヨシ!」 【前田】 「では行きます」 【折田】 「…発進」 【折田】 「水雷長 1番2番右10 距離4000 深度3 3番4番右15 深度4 用意!」 【魚雷室】 「準備ヨシ!」 【折田】 「1番2番 テ―」 チッチッチッチッチッチッチッ秒針が時を刻む。チッチッチッチッ ド~~ガ~~ン 【聴音室】 「音源消えました!」 【折田】 「命中確認! 敵艦撃沈」 【横田】 「新海は「速やかに司令室へ」 【折田】 「残った回天は 故障だいいな! これより 大津島へ帰隊する!」 【横田、新海】 「そ そんな! 艦長大丈夫です!」 【折田】 「バカモノ! 艦長命令だ!」 【こうして、横田 新海 二人を乗せて 5月終りにイ-47潜は大津島に着いた。】 【この二人は終戦迄無事に生き残った。】 【イ-47潜は呉へ回港し 束の間の休息を…】
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