第2章洋上の奇跡

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【川久保達は艦内の隅々まで 見学し、色々聞いて回った、艦長 折田の航海日誌は…】 【昭和19年12月29日】 川久保中尉達イタッテ活発ニシテ艦内ノ緊張ホグレル 【1135】 浮上回天セイビ 異常無シ 【1205】 潜航シ前進微速進路グアム方面ヘ 【1855】 艦内ノ空気オダヤカナリ 【2050】 浮上シ洋上航行ス 【2100】 艦内ノ空気オダヤカナリ 【2105】 ミハリヨリ異常無シ 【2300】 当直オヨビ勤務員イガイ消灯ス 【0505】 潜航カイシ… 【0506】 見張リインヨリ報告アリ 【0510】 洋上ニテ漂流ブツアリ 【0517】 漂流ブツ 発見 【0536】 漂流ブツ収容 ・・・《漂流物収容は次の通り》 30日早朝グアム島西約300海里にて友軍漂流者8名を収容しました。 彼等は米軍グアム島攻撃で島の北部へ追いやれ、ジャングル生活をしていた 飛行場の焼きうち計画を為たが! 海から行動為ようと筏を作ったが漂流してしまったらしい 助かったのは陸軍の兵士8名で全員ミイラの様になっていた、漂流32日目で発見収容し 直ぐ医務室にて治療した。真に奇跡である、こんな太平洋で…
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