困惑ガレロ

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  ちぃーたんは初めてのベットではしゃいでいた。   『き、君の名は‥?』   ガレロは焦りながらテーブルの上に置いてあったリンゴをさしだし、再度聞く。   『ちぃーたんの?』   さすが2才児リンゴに反応。ガレロはやっと名前を聞き出せたのでホっと胸をなでおろす。   『そうか‥君はチータと申すのか?チータは見るからに小さいが、まぁよい…あの泉に突如現れたのは君がまぎれもなく選ばれし戦士だからじゃろう?』   ガレロ‥名前違うぞ💧   しかも良いのか⁉ちぃーたんはまだ2才だぞ💧   恐らくガレロがアドリブで喋ったのは、RPG界初であろう。   マニュアル通りに進むはずのゲーム界をくつがえした、兎組ちぃーたん。   そんなちぃーたんは、リンゴを木造の床に転がして遊んでいる。   ガレロは眉間にシワを寄せアゴヒゲをしきりに触りながら、チータを目で追う💧   ちぃーたんは木造床の節穴を見つけた。   『あわわ‥何こりぇ?のんのんのん?』   ちぃーたんなりに頑張って聞いたけど、ガレロ「のんのんのん」分からない。   『ち、チータ💧?』   『はぁいっ!』   ちぃーたんはお返事しながら手をあげた。「チータ」が「ちぃーたん」に聞こえるんだね?  
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