絶対零度の女の子

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沖田が指差す場所にはサラサラの長い黒髪に素晴らしく綺麗な顔立ちの女が自分の席に座って本を読んでいた 「あれが…絶対零度??普通に綺麗じゃねぇか…つーか一緒のクラスかよ」 「え!?気付かなかったの!?まぁ…彼女は普通にしてたら綺麗なんだけど…いいかい??彼女は入学してから今日まで毎日同級生や先輩から告白されたんだ…」 「フったのか、全員??」 「…そうなんだけど…ごめんなさいとかじゃなくて 『一条さん!俺と付き合ってください』 『…………』 って感じでフるんだ」 「シ…シカト!?」 な、なんて非情なやり方でフるんだ… 「彼女はどんな男が相手でもシカトするんだ、だからいくら僕でも彼女は無理さ…」 「恐ろしい女だな…」 ・
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