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何か嫌な予感が…
「ゆ、ユナちゃんは何時に起きるの?」
「ぅん?5時だよ~。
心配しなくても、そんな早くから起こしにいったりしないよ。カグヤちゃんは6時に起こしてあげるからね。」
カグヤちゃんは朝が弱いもんね~。
と続けたユナちゃんの言葉を上の空で聞きながら、私は頬を引き攣らせた。
6時でも、私には早過ぎる。せめて…
「も、もう30分遅くしてもらえないかな?」
「うーん…無理だね~」
ユナちゃんは顎に人差し指を当てて少し考えたけど、すぐそう返してきた。
「場所取り、間に合わなくなっちゃうもん。」
「そ、そっかぁ。が、頑張るね。」
ダメか…
これからの日々を覚悟しようと、腹の内で決める。
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