26人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ、それって明日から?」
「もちろん♪」
…………
笑顔で返された。
明日からか……
覚悟しようと決めたからには頑張るけど、ちょっと気が滅入る。
朝すぐ取り掛かれるように、後で献立考えておこうっと。
「ユナ、私が居ないからって、神楽坂先輩と深貝先輩の所にいったまま帰ってこないてことが無いようにね。
カグヤがいるんだから」
藍ちゃんが釘を刺すようにユナちゃんに言う。
「そんなの分かってますよーだ。
昼頃には戻って来るもん。」
ユナちゃんはちょっと頬を膨らませて、そう藍ちゃんに返した。
「さーて、どうかしらね。」
「あ、信用してないな~。カグヤちゃん、明日のお昼は一緒に買い物行こうね。」
「うん、期待しないで待ってる。」
ちょっと藍ちゃんに乗じて、意地悪く返してみた。
「えぇ~。カグヤちゃんまで…」
「うそうそ。楽しみに待ってるね。」
面白いぐらいにシュンとするユナちゃんに、「冗談だよ」と伝えると、ユナちゃんの機嫌はすぐに回復した。
最初のコメントを投稿しよう!