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もし…
出来る事なら
あの人に
僕の気持ちを伝えたい
もし…
僕に
勇気があるなら……
出来るわけない事くらい
僕にだって分かってる…
だって…
彼女は 人妻…
しかも
先輩の…
「西村先輩お疲れさまでーす」
「よう浜田！お前も今帰りか？
どうだ？一杯やって行くか？」
「ダメですよ！先輩には大事な大事な奥さまが待ってるじゃないですか？」
「今日は、友達と飲み会とかで遅いらしいんだ…」
「先輩のおごりなら、付き合っても良いですよ！」
「しょーがねーなぁ…よし！おごりだ！」
「ごちそうさまでーす」
西村先輩は3つ年上
僕が入社した時の教育係で
すごく、よくしてもらって…
今では大好きな先輩だ
先輩も僕をかわいがってくれている
先輩は、僕が入社する1年前に高校の同級生と結婚しているそうだ
遊びに来い と言われるけど…
なかなか都合つかなくて…
ぜひ行きたいと思っている
先輩の自慢の奥さまを一目見に…
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