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「マーボー!」
あっ、おかあさんだ
階段をのぼってヒナちゃんの部屋にやってくる音がする
いつも僕がここにいるって分かってるんだ
「ヒナちゃん、入るわよー」
「はーい」
同時にガチャリとドアを開けて入ってくるおかあさん
「あら、マーボ!やっぱりここにいたのね?はい、ごはんよー」
そう言っておかあさんは僕のお気に入りの黄色いお皿を目の前に置いてくれた
ごはんごはん!
ちなみに『マーボ』は僕の名前だ
茶色と白のしま模様がマーボー豆腐みたいなんだってさ
僕はあれ、熱いし辛いから苦手なんだけどな…
その日僕はヒナちゃんといっぱいおしゃべりをして寝た
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