203、下沢 和史

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昼食の後片付けやら何やらを終えた後、ふと外を見ると空は赤く染まっていた。 「もう夕方かよ」 今日は時間が経つのが早ぇな… って俺は年寄りか 「ホント、今日は忙しかったね」 おバカさんの相手とかさ、 と雑誌を読み笑いながら言ったのは玖澄。 ちょっと待て、お前は何もしてねぇだろ! いやデパートで馬鹿共ボコッて中条さんと口論したか。 でもそんくらいしかしてねぇよな!? 「やだな洗濯も手伝ったよ?」 ああ、洗濯だけはな… てかまた人の心を読むなよ! お前マジでエスパーなのか!? 「それは秘密だよ(笑)」 立てた人差し指を口元にあて、玖澄は柔らかな笑みを浮かべた。  
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