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昼食の後片付けやら何やらを終えた後、ふと外を見ると空は赤く染まっていた。
「もう夕方かよ」
今日は時間が経つのが早ぇな…
って俺は年寄りか
「ホント、今日は忙しかったね」
おバカさんの相手とかさ、
と雑誌を読み笑いながら言ったのは玖澄。
ちょっと待て、お前は何もしてねぇだろ!
いやデパートで馬鹿共ボコッて中条さんと口論したか。
でもそんくらいしかしてねぇよな!?
「やだな洗濯も手伝ったよ?」
ああ、洗濯だけはな…
てかまた人の心を読むなよ!
お前マジでエスパーなのか!?
「それは秘密だよ(笑)」
立てた人差し指を口元にあて、玖澄は柔らかな笑みを浮かべた。
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