月のわがまま

2/2
前へ
/27ページ
次へ
もう 夜へ帰ろう 君と逢えなくなるけれど このままだと 光で 溶けてしまいそうだ 君に恋して 夜から出てきた けど 体が 熱くて たまらない 気付いているんだろう 僕の変化に 見て見ぬふりだろう 僕の心に 誰も 好きになっていないよ 君だけさ だけど もう 限界なんだ 脳まで溶ければ 忘れてしまう 君との 甘い毎日 ベッドのぬくもり 君の肌 素敵な 過去を 流さないうちに 僕は 夜へと 帰るつもりさ 君は 太陽の人 僕は 月の人 月だって 太陽に 憧れるんだ 君の その 温かさに その 輝きに 自分勝手で ごめんなさい 僕を愛してくれてるなら わかってほしい 自分勝手で ごめんなさい 僕を嫌いになっても しかたない 僕は 所詮 月なんだ 太陽には なれないんだ だけど 忘れないで 僕は夜へ帰っても 君だけを 想ってる 僕は夜へ帰っても 君の輝きだけを見つめてる 夜へ帰ろう
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加