午前7時、藤木会本部

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一人の気味の悪い男性を中心に20人近くのヤクザ達が輪の字になって集まる。 実に危機的な状況だ。 常人なら確実に『死』を覚悟している。 「ふひひひ」 相変わらず男性は不気味な笑いを続けている。 佐々木「『シャブ野郎』か。話も通用しそうにねぇ、鉄砲玉の可能性もあるな。ガリヤクザの死体は?」 デブヤクザ「袋に詰めて入口の所に置いてます」 佐々木「…いや、式を壮大に挙げてやれ」 佐々木「…さてヤク中野郎。テメェが殺した『アニキ』っつーのはよぉ」 佐々木は怒りをあらわにした様子で精神異常者の前に座る。 佐々木「本名、石川優征、組織内でもかなりの判断力と器量も持つ男でよぉ」 佐々木「俺としてもかなり評価してたんだわ」 佐々木は顔を手で覆う。 その様子を見て女子高生は不思議そうに佐々木の顔を見る。 女子高生「お父さんの泣き顔……始めてみた」 佐々木「『アレ』を持ってこい」 幹部「へい」 幹部達は『高温の油を入れた鍋』を持って来る。 佐々木「ただで死ねると思うなよ」 佐々木は怒り狂った表情で男性をガン見する。 しかし、その男性は現状を把握してないかのように笑い続けている。
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