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原田「ヤ、ヤクザ!?」
原田「俺達ヤバいんじゃねーのか!」
原田は泣きそうな表情で慌てふためく。
桜庭「心配ない。この男はその手の中でもかなり温厚な方だ」
桜庭「『藤木会惨殺事件』の事か?わざわざこんな事をしなくても呼べば来たのだがな」
ヤクザ「テメェなんでタメ口なんだコラァ!!」
ヤクザ「相手は組長だぞコラァ!」
先ほど強盗に扮していたヤクザ達が眉間にシワを寄せながら桜庭に近付く。
原田「すいませんでしたすいませんでした!!マジで本当に」
何故か原田が謝る。
桜庭は絡まれているのにもかかわらず、無表情で梅田を見ている。
梅田「やめなさい。そんな事はどうでもいい」
梅田がそう言うと下っ端のヤクザ達は渋々と下がる。
梅田「まぁ、『テスト』といった所だ。これから君に行ってもらう依頼は軟弱者にはつとまらない」
梅田「力のない者は報酬をもらう以前に『死ぬ』。それは私としては非常に都合が悪い事だ」
梅田「さて、君は合格だ桜庭君。そこの角刈りの男はどうかは知らんが」
原田「俺!?」
梅田「君には『藤木会惨殺事件の真犯人』を探ってもらいたい。YesかNoの二択で答えもらいたい」
梅田「依頼を受けるかね?」
桜庭「Noだ」
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