いつものふたり

13/14

14人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
委員会が終わり家に着く。 「ただいまぁ~!!」 家には誰もいなかった。 「今日の委員会は体育倉庫の片付けだったから、 疲れた~!!」 かなり大変だったため体がクタクタだった。 少し休もうと、制服のままソファーに腰掛ける。 「眠い…………………。」 いつの間にか眠りについてしまった。 ―――――――― ―――――― ――――― ――― ―― 「杏子さん……?起きて。」 焔が店番を終わって帰って来た。 「爆睡してる…!起こしたら可哀想か…。」 『…………焔君の声がする。 店番終わったのかなァ…?』 すると、……………………………急に杏子は体が宙に浮くような感覚に襲われる。 驚き、少し目を開けてみると 何と!!!!! 焔君がお姫様抱っこを していた!!!! リビングを出て、階段を上がり二階の杏子の部屋に行く。 杏子は驚きの余り、狸寝入りをしている。 『ビッ、ビックリした……!!どうしよ、起きるに起きれないよォ…』 部屋に着き焔は杏子をベッドにゆっくり降ろした。 「お休みなさぃ…………。」 ちゅ! 杏子の額に何か暖かく柔らかいものが軽く触れた。ガチャン……。 焔は静かに杏子の部屋から出て行った。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加