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『焔君………。
待って…………!
私“好き”って
まだ伝えてない……!
行かないで………………。』
杏子は涙が零れた。
追い掛ける事も叫んで呼び止める事も出来ない。
体が言う事を聞かなかった。
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―――
――
『あの時、杏子さん起きていたんだ………。
嫌だったから
裂けられてたんだよな……?
………好きって伝える事もなく終わるなんて………。』
杏子は結局、親に迎えに来てもらい自宅へ帰った。
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