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それから杏子は三日間も風邪で寝込み学校を休んだ。
保健室の出来事から4日が経ち、今日は久しぶりに学校に行く。しかし焔の事が気がかりで朝から杏子は不安で胸が一杯だった。
『いつもなら焔君この時間には来てくれるのに……。』
仕度を終えいつも通り家を出る。隣の家の焔の家に寄ってみた。
ピンポーン!
インターホンが鳴り、家から出てきたのは焔の母親だった。
「焔君のお母さん!お早うございます。あの、…焔君は?」
「お早う、杏子ちゃん!
焔なら少し前に家を出たけど、そっちに行ってない?
おかしいわね……?」
「そうですか…。わかりました!おばさん行ってきます!」
「うん!行ってらっしゃい!!気をつけてね?」
そう言い焔の家を後にした。
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