ふたりはふたり

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放課後、教室掃除をしていた桃香はゴミを捨てに裏庭へ向かっていた。すると、男女の話し声が聞こえて来た。少し離れた木の影から姿を伺ってみると、そこには焔と他のクラスの女の子が話しをしていた。 「………私、焔君の事がずっと好きだったの!!もし良かったら付き合って下さい!」 「…………………ありがとう! けど、ごめんね?好きな人がいるから、付き合えません。」 「………そっか。わかった! 話し聞いてくれてありがとう!」 そう言い女の子は立ち去っていった。 カサカサッ!! 「っ!!?野木さん……!! 聞いてたの??」 「ごめん!!ゴミ捨てに来たけど、立ち聞きするつもりじゃなかったんです…!(苦笑)」 桃香はゴミを捨て、焔と一緒に教室に戻る事にした。
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