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「…………………あの時、
………杏子さんにキスしたのは、
……杏子さんの事が好きだから!
杏子さんは俺の事幼なじみにしか思ってないかもしれないけど、俺は杏子さんの事1人の女性としてずっと見てた!
自分の思いを伝えないで諦めるの嫌だから、聞いて?
あなたの事が好きです!
俺はあなたの幼なじみ以上になりたい。1人の男として隣にいさせてくれませんか?」
杏子は真っ赤な顔をしてただひたすら焔を見つめた。
焔の真っ直ぐで力強い瞳が逸らせなかった。
杏子はくりくりした大きな瞳が驚きで更に大きくなっていた。
しばらく沈黙が続き、杏子は俯いた。
そして、再び顔を上げモジモジしながら焔を見つめ、ゆっくり口を開いた。
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