9人が本棚に入れています
本棚に追加
「ってぇ……!」
目を開け、周りを見ると真っ暗な世界。
「……どこだ…ここ?俺さっきまで…」
「こっちだ…」
どこからともなく声が響いた。
「はやくこい…」
また聞こえた。良く耳をすますと声のする方がわかり、目を向けた。そこには、一筋の白い光があった。真っ暗な中に明るく光り、まるで誘導しているようだ。
「はやくこい…」
まだ声が聞こえる。
「うわぁ…仮死状態じゃ絶対行っちゃいけねぇ雰囲気だな…」
「こっちだ…」
「まだ聞こえるぜ、はぁ…行ってみっか…死ねるほど嬉しいことはないぜ」
足を動かし、光の元へ歩いた。声のする方へ。
最初のコメントを投稿しよう!