赤と黒

3/11
前へ
/14ページ
次へ
  [彼女の部屋]は全面硝子張りだった。 ……全く変な部屋だ。 彼は硝子の壁を叩いた。入口が見当たらなかったからだ。 部屋に戸惑っていた様子の彼女は、ひらひらと揺れる赤色の裾を翻し彼を見た。  
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加