第三章

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「ハァハァ…着いたぁ!!」  2人はほぼ同時に到着した。   「…ここが、ドアの世界…。 何も無いぜ…。」   「空が紫色だね…。 それに地面が砂だらけだ…。 あ!俺達洋服が普通になってるよ。」   2人共衣装が普通のTシャツと短パンになっていた。 慧はふと瞬の方を見た。   「ねぇ瞬あのさ、…わっ…!!?足がっ!!」   「どうした慧…っ!! 俺達…飛んでる…??」   瞬も慧もは浮いていた。 翼なんかは生えていない。   「凄~い!! でも瞬…何で俺達飛んでるの…!?」   「俺だって聞きたいよ。んっ??」   瞬は自分のズボンのポケットに違和感を覚えた。   「何だろ??」   瞬はポケットに手を突っ込んで、何かを取り出してみた。   「鍵…?」   「どこの鍵だろう? でもその鍵、半分割れてる…。」   瞬の取り出した鍵は半分割れていた。   「もしかして、この鍵ってドアの世界を救う手がかりなんじゃ…?」  
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