第一章

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(まだ夜中の3時だぞ…??俺がセットした時間にはまだ3時間も早い…。ま、また寝れば普通に目が覚めるだろう。)   そう思った、その時だった!!   ベッドの横にドアを持った知らない男がいるではないか!   (…俺は寝ぼけているのか??)   瞬は何回も目をこすったり、自分の頭を叩いたりしてみた…が男の姿は鮮明で頭も叩きすぎて逆に痛い。   瞬は手元の明かりをつけた。   確かに瞬の目の前には緑のドアを持った、いかにも怪しい男が立っていた。   「呼ばれたから来たぜ。」   男はしゃべった。   「おっ、お前は…誰なんだ? なぜ俺の部屋にいるんだ!? というより、なぜドアを持っているんだ!?」   「俺の名は椎名 海斗だ。 ここにいる理由は、お前が俺を呼んだからだ。 このドアは…まぁあれだ。 未知の世界への入口って感じだな。」     「は?? 全っ然、訳分かんねーよ!! 誰もお前の事呼んでないし! 未知の世界って何だよ? そりゃ行ってみたいけど、そんな世界あるわけねーよ!!」   「夜中なんだから静かにしろよ! 誠に失礼ながらお前の日記を読ませてもらった。 どうやら違う世界に行きたいようだな? 」   「人の日記勝手に読むのはよくないぜ!? まぁ、あったら行きたい。」   すると海斗は微笑を浮かべながら言った。
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