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「……え?」
その声に足を止めて振り返る女性。
「……ひなた?」
柊日向先生によく似た女性は自分を指差しながら言った。
「あ、れ?」
「ぅん?」
その姿は確かに日向先生だと思えるのにどこか受ける印象が違う。
けれど、どこかで見た事ある人物だ……
写真……
そう、誰かの家族写真……
「ちょっと夏樹ぃ!」
「はい?」
「げ」
ほったらかしていた氷が俺の所まで追いついた。
日向先生似の女性もなぜか俺
の名前に返事を返している。
夏樹……
なつき……
奈月……?
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