第二話 出会いと再開と運命の鼓動

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「……え?」 その声に足を止めて振り返る女性。 「……ひなた?」 柊日向先生によく似た女性は自分を指差しながら言った。 「あ、れ?」 「ぅん?」 その姿は確かに日向先生だと思えるのにどこか受ける印象が違う。 けれど、どこかで見た事ある人物だ…… 写真……  そう、誰かの家族写真…… 「ちょっと夏樹ぃ!」 「はい?」 「げ」 ほったらかしていた氷が俺の所まで追いついた。 日向先生似の女性もなぜか俺 の名前に返事を返している。 夏樹……  なつき……  奈月……?
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