第一話 物語のハジマリ

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第一話 物語のハジマリ

―――なら、あなたはまだ一人じゃないよね?――― その何気無い一言が心に染み込んだ。 俺はその日、その一言を言った柊先生の前で両親を亡くしてから初めて泣いた。 あの時なんだ。 一人になりたくないから…… もう、大切な人を失いたくなかったから、大切な人々を守りたいと思ったのは……
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