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なんとか氷に追いついて一緒に帰宅する。
中庭を通って正門に向う途中で見知った背中を見つけた。
「おい、静馬!!」
俺の声に振り向く幼馴染み。
「あ、夏樹と氷か……何?」
「一緒に帰ろうと思ったんだけど……」
「その様子だとまた手伝いか?」
こいつ、如月 静馬との付き合いは長い。
まぁ、幼馴染みというやつだ。
こいつは性格のせいなのか、とにかく顔が広く、良く手伝いを頼まれる。
急な申し出でも嫌な顔せず手伝ってくれると評判だ。
今回も急な手伝いのようだ。
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