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「ところでなんで急にバイト始めようと思ったの?」
氷の何気無い話に俺はドキッとする。
確か氷は知らない筈。
「ああ、大分前に道路の拡張工事とかの都市整備工事あったじゃん? あれってさ
、中止されてたらしいんだけど最近再開されて道の拡張工事でアパートを取り壊
して別の所に建て直す事になってさ。 良い機会だからバイトでもはじめようかな
っと」
「ええぇ!!
そんな話初めて聞いたわよ!
それでバイトを始めようと思った訳?」
氷の驚きように苦笑しながら話を続ける。
「ああ、前々から考えてはいたんだ。 今回の事がキッカケになっただけだよ」
「夏樹も色々考えてるのね~」
「いつものは考えてないみたいに聞こえるな~」
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