ー喜ー

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今日もただ、降りしきる雪を見つめる精霊 何をする訳でもなく 瞬きもせずに空を見上げる (カサッ) 雪の世界で初めて聞く音 「?」 精霊はゆっくり足元を 見つめた 足元には初めて目にする 雪のように真っ白な生き物 精霊は静かに そして冷たく言った 「死にたいの?」 『助けて下さい』 「ダメだよ」 『お願いします…』 「ダメ」 『では、助けていただくくかわりに貴方に4つのプレゼントを差し上げます』 「プレゼント?」 『はい』 精霊はプレゼントには 興味がなかったが 退屈なので、白い生き物に付き合う事にした
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