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『……あの日?あの日って何だい?』
不思議そうに自分を見つめるハンキルを見て、雛は少し腹をたてたのか眉間にシワを寄せる。
『15!!』
雛はたったその一言を言い残し、さっさとハンキルの部屋から出て行ってしまった。
雛の姿が見えなくなるまで見つめていたハンキルは、しばらくしたあと顎に手を当て、首を傾ける。そして、理解したのか目を大きく開き、
『あぁ…、忘れてた』
と一言言い、漫画を閉じた。
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