この空に願う幸せ

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花梨と澪奈が修羅場っていた頃、修一は花梨と二人で遊園地へ行った時の事をふと思い返していた。 「そういえば・・・あの時の花梨、いつもより可愛かったな・・・」 遊園地での、花梨の行動を思い返してみる。 何気ない言葉や仕草まで思い出してしまう。 そんな事を考えていると、修一はふと思うことがあった。 何か、今まで感じた事のない気持ちが渦巻いていると。 澪奈と居る時と、花梨と居る時とでは、自分の心の高まりが違うという事を。 その時、修一はふと自分の気持ちに気がついた。 この気持ちが何なのであるかに。 そして、その気持ちが誰に向いているかと言う事に。 今、はっきりと自覚した。 「そうか。俺は、あいつの事が・・・」
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