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それからしばらくして。
とある天気のよい日のことであった。
「修一。話があるんだけどさ。放課後、裏庭に来てくれない?」
「分かった」
澪奈は、とある話をするため、修一を呼び出すことにした。
花梨には内緒で。
放課後。
「で、話って?」
「あのね。突然すぎるかもしれないんだけど・・・、私、修一のことが好きなの」
「澪奈・・・」
「いつからか、ずっと好きだった。このことで、花梨と喧嘩だってした。一度は諦めようと思った。だけど、やっぱり好きなの・・・」
澪奈の必死の告白は、修一の心にしっかりと伝わった。
けれど、修一の答えはすでに決まっていた。
答えは・・・。
「気持ちは嬉しいけど・・・ごめん。澪奈の気持ちに答えることは出来ない」
「どうして?」
「俺は・・・」
修一の気持ちを聞いた澪奈は、残念がりながらも、心の中で親友を応援した。
頑張れ・・・と。
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