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そして、週末がやって来た。
花梨はここ、公園で澪奈と修一を待っていた。
「まだかな・・・」
ショッピングに行ったら何をしようか、そんな事を考えながら待っていると、向こうから修一が来るのが見えた。
「修一ー!」
「よ、花梨。澪奈は?」
「まだ来てないよ」
「そっか。・・・その服、可愛いな」
「え・・・。ありがと♪珍しいね、修一が私の服を褒めるの」
花梨の言うように、修一は人の服を褒めた事が今までにほとんどない。
けれど、今の修一はまんざらでもなさそうにしている。
談笑していると、ようやく澪奈が来た。
「ごめーん。遅くなった」
「気にしなくていいよ、あまり待ってないし」
「俺もさっき来たばかりだし」
「そっか。じゃあ、行こうか」
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