この空に願う幸せ

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向かった先は、現在この町でいちばん大きく、品揃えが良い事で評判のショッピングセンター。 休日だからか、たくさんのショッピング客で溢れかえっている。 「お客さん、多いねー」 「休日だし、しかたないだろ?ただでさえ、人気のある場所なんだし」 「そうだね。さて・・・何から見たい?」 「服・・・かなぁ」 「じゃ、行こっか♪」 服売り場へ向かう花梨と澪奈。 修一が居る事なんて、忘れている。 どうしていいのか分からない修一は、ただ呆然と立ち尽くしているだけだった。   夕方、ショッピングを終えた三人は、それぞれ帰路へとつこうとしていた。 とはいっても、途中までは一緒なのだが。 「今日は楽しかったね」 「ほんと、楽しかったねー。あ、修一。何か振り回しちゃったみたいでごめんね」 「気にするなよ。なんだかんだ言って楽しかったしさ」 「ありがとう」 「あ、私こっちだから」
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