この空に願う幸せ

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「よかった、たいした事なくて」 「ただの風邪だったんだから、当然だろ」   翌日。 何事もなかったかのように修一は登校してきた。 そんな修一を見て、花梨は心の底から安堵した。 帰り道。花梨を家の前まで送った修一は、突然ポケットから何かを取り出す。 それは、遊園地のチケットだった。 「これ、この間福引で当たったんだけど、もしよかったら、今度の日曜日にでも一緒に行かないか?ペアチケットだから二人でだけど」 「いいけど・・・澪奈だけ放っておいていいの?」 「澪奈にも予定聞いたんだけどさ、今度の日曜日は忙しいらしくてさ」 「そっか。じゃあ、一緒に行こうか♪」 最初は澪奈だけ置いて二人でと言う事に迷っていた花梨だったが、修一を見ていると、急に澪奈の事など気にならなくなった。 だからか、花梨は心から修一と遊園地に行けることに喜んだ
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